秋の香りを、一折に込めて(特選秋懐石)
2026.09.20
飯椀・汁椀・向付

季節の移ろいを感じていただける折敷
秋の献立に欠かせない松茸。
その香りと食感を余すところなくお楽しみいただけるよう、料理人がそれぞれの持ち味に合わせ、仕立てを変えております。
飯椀は、一文字おこわと松茸有馬煮。
一文字に整えたおこわは、米の食感を大切に蒸し上げ、松茸は有馬煮に。山の香り豊かな松茸に、有馬らしい味わいを重ねました。おこわと松茸をともに口に運んだときの、もち米の旨味と松茸の香りの調和をお楽しみください。
汁椀には、秋の名残を感じる鱧と松茸を。
夏の味覚として親しまれてきた鱧に、秋を代表する松茸を合わせ、季節の境目ならではの取り合わせに仕立てています。吸い地には柚子を添え、鱧と松茸それぞれの風味を引き立てる、すっきりとした後味に。
向付は、さよりとむしり松茸。
さよりは繊細な身質を生かし、松茸は細かく裂く「むしり」の仕事を施すことで、口に含んだ瞬間に広がる香りと食感を引き出しています。異なる食材の繊細な味わいを重ね、秋の一皿に仕上げました。
同じ松茸でも、煮る、吸い物に仕立てる、むしる――
それぞれの調理によって表情を変えるのが、旬の食材を扱う楽しみのひとつ。
素材の持ち味を見極め、ひと手間を惜しまず仕立てる。
料理人の仕事とともに、深まりゆく秋の味わいをご堪能ください。
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