板場便り

~小豆水無月~ 前菜の中に見つけた「6月」 とは?

6月も半分を過ぎようとしています。
梅雨の雨を受けて木々の緑が色濃くなってきましたね。
 
本日ご紹介する欽山の前菜の中にも今の季節「6月」を表すにふさわしい1品を見つけました!
 
その名も『小豆水無月』
 
6月の和風月名を持つ「小豆水無月」とは京都発祥の和菓子で氷を表す三角の形。
小豆を乗せて固めたういろうのもちもち食感が楽しい一品です。
 
氷に似た「水無月」を食べてこれからやってくる暑い夏を乗り切ろう!
という意味も込められているんだとか。
 
また、6月は1年の半分。
半年分の穢れを落とし、残り半年を無事に過ごせるようにと
6月30日の「夏越えの祓え」で食べる習慣もあります。
 
そんな「小豆水無月」を欽山では京風創作懐石らしくアレンジ!

 

水無月  
『南京と小豆水無月』

かぼちゃの甘さ広がるういろう
優しい味わい♪

 

初夏の彩り溢れる前菜で「6月」の味わいをご堪能ください☆
 
Written by Web担 うえだ @欽山