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【Kobe de 清盛 2012】足を伸ばしていざ、須磨へ出陣!(3)

早いものでまた一週間。日曜日がやってまいりました。
今日は源平合戦の舞台にもなった須磨の地より
清盛の五男「平重衡とらわれの遺跡」をご紹介します♪

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この小さな石碑は山陽電車「須磨寺駅」改札口北側すぐにあります。
その昔はここに腰掛の松と呼ばれる大きな松があったそうで
「平重衡とらわれの松跡」とも言われます。

源平合戦の際、生田の森を守っていた重衡は
源氏の軍勢を防ぎきれず須磨の地へ逃れて来ますが、
残念ながら生け捕られてしまいます。

この時、この地にあった松の根に腰をおろし
無念の涙を流す重衡を見て哀れに思った村人が
名物の濁酒をすすめたところ、重衡は非常に喜んで
  ささほろや 波ここもとを 打ちすぎて
  須磨で飲むこそ 濁酒なれ
という一首を詠んだそうです。

そして鎌倉に送られた重衡は処刑されて儚く生を終えますが、
かの源頼朝は重衡の器量に感心して厚遇したといいます。

また、その容姿は牡丹の花にも例えられた重衡。
男性が花に例えられて嬉しいかどうかはわかりませんが、
頼朝も「優に艶しき人」と評したそうですので
きっと美しく艶やかないでたちで
素晴らしい人柄の公達だったのでしょう。

鎌倉での重衡と千手の前の悲恋も
平家物語や謡曲『千手』などで知られるところです。

改札を出たすぐ脇にある小さな石碑ではありますが、
悲哀に満ちた重衡の最期を想いながら碑を眺めると、
誰も皆、少し切ない気持ちになるのではないでしょうか。

http://www.suma-kankokyokai.gr.jp/modules/tinyd0/index.php?id=5

さてさて。
今晩放送の大河ドラマ 平清盛 第45回は「以仁王の令旨」

鎌倉の皆様お待たせしました、そろそろ出番です!
奥州の皆様もお待たせしました、間もなく出番です!
…って最終回までもう残り僅かですが(;^_^A

頂点を極めてやりたい放題の清盛@松山ケンイチに
反・平家の狼煙がいよいよ上がろうとしています。
今夜もどうぞお見逃し無く!

Photo & Written by Web担まつい@欽山
 

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